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〜 プラモデル用接着剤 ・ 瞬間接着剤 ・ エポキシ系接着剤 〜

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○ プラモデル用接着剤 ○

 “ボンド” “セメント” “瞬間接着剤” “エポキシ接着剤” …等々、呼び方や種類が沢山ありますが、
ここでは『プラモデル用接着剤』の説明です。

 パッケージやラベルに『プラモデル(専)用接着剤(スチロール樹脂用)』と書いていれば間違いありません。
わざわざ 専用 とあるのは “スチロール樹脂” を溶かして接着するためです。
ですから、 スチロール樹脂同士であればガッチリと強力に接着することができますが、
それ以外の素材の接着は出来ないと思ってもらえば間違いがないと思います。

 スチロール樹脂というのは、プラモデルの素材の1種で、大抵のプラモデルはこの素材で作られています。
ただし、特に 最近のガンプラは、関節部やその他一部のパーツがABS樹脂で作られている事が多くなりました。
スチロール樹脂との見分け方は…艶とか、粘りとか、匂い…とかありますが(ホントですよ!)、
特にガンプラの場合であれば、 説明書のパーツリストの項に、素材名が書いてあったりします。
(PS:スチロール樹脂、PE:ポリエチレン、ABS:ABS樹脂、という様な感じで)

 つまり、『プラモデル用接着剤』では、ABS樹脂のパーツは接着できない、という事ですね。
ABSの接着には、『ABS用接着剤 』という、これまた専用のものがありますので、それを使うことになります。


 さて、『プラモデル用接着剤』にも更に何種類かあります。
付属のハケで塗る、多少トロっとしたものと、“流し込みタイプ”といわれる、サラサラのものです。
基本的に、何も書いていなければ“ハケ塗りタイプ”と考えて下さい。

 “ハケ塗りタイプ”は、接着したいパーツにあらかじめ接着剤を塗ってから、貼り合わせて接着
“流し込みタイプ”は、最初にパーツを合わせておいて、その間に、文字通り接着剤を流し込む、という使い方になります。
これを踏まえて、“ハケ塗りタイプ”を基本に、“流し込みタイプ”を接着剤がはみ出して欲しくない、
細かいパーツの接着に、と使い所を分けてやると良いと思います。

 他に“リモネン系”という、柑橘系の香りがする接着剤、というのも最近でてきました。
家族や、同居人から 「臭い!」 と言われ続けて苦労してきた方の強力な味方です(笑)。
但し、調子に乗って使っていると、結構鼻やのどにきたりするので、他のものと同じく、換気は必ずして下さいね。
タイプとしては、“流し込みタイプ”になります。

 簡単に数種類を紹介しましたが、いずれも乾燥には時間が掛かります
最低でも、接着してから2〜3日は 触らない方が良いと思います。







タミヤセメント20ml
タミヤセメント40ml

 ハケ塗りタイプです、一般的にも一番目にすることが多いんじゃないでしょうか?
  とりあえずは、これをもってれば大抵のプラモデルの接着はOKです。
  使うときも、フタはコマめに閉めるようにしましょう
  ガンガン揮発して、ドンドンどろどろになっていっちゃいますんで。

タミヤセメント(流し込みタイプ)
  こちらは流し込みタイプ。
  ハケはついていますが、上のハケ塗りタイプに比べて細くなっています。
  揮発性はこちらの方が強いので、フタの開け閉めは注意して下さい。

タミヤリモネンセメント40ml
 柑橘系の香りを付けたタイプ。
 有機溶剤には変わり無いので、必ず換気しながら使って下さい。
 間違っても自分から鼻を近づけて匂いを嗅いだりしないように!








こちらはGSIクレオスの製品。
基本的な特徴は上のタミヤの物と大差ありません。
Mr.セメント
 一番オーソドックスなタイプですが、瓶の形状的に
  倒して大惨事を起こしやすいのであまりオススメできません…。

Mr.セメント(徳用)

Mr.セメントS(流し込みタイプ)

Mr.セメントリモネン系40ml(l流し込みタイプ)


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